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ネパールの現状

ネパール大震災で最も被害の大きかったシンドゥーパルチョーク地区には、十分な支援が届いていません。

最も大きな被害を受けたシンドゥーパルチョーク地区

シンドゥーパルチョーク地区とは、ネパールの首都カトマンズから東に114Kmのところにあるチャウタラというところまでバスで移動し、そこから2日間徒歩で歩いたところにある地区です。 シンドゥーパルチョーク地区には、79個の村がありましたが4月25日に発生した地震で村の80%が被害を受けました。6万戸の家が壊れ2,300人以上が死亡し5,000人以上が負傷、1,800人以上がいまだ行方不明です。 この地区に支援が届いていない大きな理由は、標高4,100mの険しい山々や整備されていない狭い道路しかないため、車での乗り入れはもちろんバイクでの乗り入れもできず徒歩で行くしか手段がありません。 大地震発生後、ネパール政府はヘリを使っての支援活動を検討していましたが、実際には全然届くことはありませんでした。2週間後にようやくアメリカのヘリを使っての支援が届くことになっていましたが、12日に消息を絶ち、その後ドラカ地区とシンドゥーパルチョーク地区の境界付近に墜落しているのが発見され乗っていたアメリカ海兵隊6名とネパール軍兵士2名が犠牲になりました。 この事故をきっかけにシンドゥーパルチョーク地区はネパール政府から危険区域として指定されてしまい、国際ボランティアなどの支援団体が入区することができなくなりました。

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シンドゥーパルチョーク地区で目にしたもの

シンドゥーパルチョーク地区の村に着くと、すぐにたくさんの人と動物の変わり果てた姿を目にしました。建物が崩れた村は歩く道もなく、瓦礫をかきわけなければなりません。時には息絶えた村人をよけて歩かなければなりません。余震はまだひどく、揺れるたびに山が崩れ、山肌に立っている家が壊れていきます。そんな環境のなかで、何よりも村に住む子供たちがパニックを起こし泣き崩れている姿にショックを受けました。また動物もパニックになります。パニックになると動物は建物に逃げ込もうとしたり、人間を襲ったりします。 村は死臭が立ち込め、人々は家族を失い、家を失い、笑うことを忘れてしまっています。 ここには助ける人もいなければ、支援物資も届いていません。 病院は歩いて2日かかるチャウタラに1つしかありません。そこには医師2人と看護師が4人だけ。莫大な被害がでているので病院も対応できていません。 ネパールには、カーストという身分制度があり、特にシンドゥーパルチョーク地区のような地方の山村部になってくると、よりこういった身分による格差が大きくなります。家が壊れてしまった人たちの中には低層カーストの人たちもいて、簡単にほかの家に入れてもらえず、行き場がなく畑で寝ている人もたくさんいます。 今、現地で必要なものは、薬・食糧・テント・蚊帳・衣類です、しかし日本からそれらを郵送するにしても、空路では莫大な輸送費がかかり、船での輸送は何か月もの時間を要します。物資は、今すぐにでも必要なのです。ですから、カトマンズ、もしくはインドで入手しロバを使い険しい山道を登り物資を届けるのが一番の方法なのです。そのためには物資の購入資金が必要です。どうか、シンドゥーパルチョーク地区の人々のために皆様のご寄付をお願いいたします。

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